2006年6月12日

Xen 3.0 をちょっと使ってみる

最近の debian sid で xen が使える kernel イメージが用意されるようになったので、debian を使っている人も Xen 環境を作りやすくなっている。

余り安定していないのもなんなので(多分心持ち程度だと思うが)、etch ベースで必要に応じてsidのパッケージを使うように設定する。

まずは、適当なミラーを指定した sid用 apt-line を、sources.list に追加する。

deb http://ftp.riken.go.jp/pub/Linux/debian/debian/ sid main

その後、下記の内容のファイルを /etc/apt/apt.conf.d/99target として作成して、 デフォルトのリリースを testing に指定する。

APT::Default-Release "testing";

次に、必要なパッケージをインストールする。

apt-get install xen-utils-3.0 xen-hypervisor-3.0-i386 \
                 libc6-xen linux-image-2.6-xen-k7

ただ他にも依存関係で必要なパッケージもあるかも。

次に、Xen 自体を起動するように GRUB にエントリーを追加する。

title           Debian GNU/Linux(testing), kernel 2.6.16-2-xen-k7
root            (hd0,11)
kernel          /boot/xen-3.0-i386.gz dom0_mem=524288
module          /boot/vmlinuz-2.6.16-2-xen-k7 root=/dev/hda12 ro console=tty0
module          /boot/initrd.img-2.6.16-2-xen-k7
savedefault
boot

で再起動する。domain0にメモリを512M割り当てているが、もう少し少なくても良いかも。

xm listの出力で Xenが動いているのを確認する。

Name                              ID Mem(MiB) VCPUs State  Time(s)
Domain-0                           0      512     2 r-----    38.1

このHDDの /dev/hda10 には既にFedora Core 4がインストール済みであり、これをDebian上のXenから起動してみる。

先ずは、Fedora Core 4 に domainU用のカーネルをインストールする必要があるが、yum install kernel-xenUとしてもXen 2.0 用のイメージなので起動できない。 Xen 3.0用のFedora Core 4のイメージはXen 3.0 Downloadsから配布されているので取得して入っているRPMを全部入れる。 この作業は Fedora Core 4を立ち上げても良いし、chroot して行っても良い。 最後に、Fedora Core 4用のkernel/initrd のファイルを domain0 の debianシステムにコピーする。

mkdir /boot/fedora4
mount /dev/hda10 /mnt
cd /mnt/boot
cp vmlinuz-2.6.12.6-xen3_64.1_fc4 /boot/fedora4
cp initrd-2.6.12.6-xen3_64.1_fc4.img /boot/fedora4

次に、 /etc/xen/auto 以下に Fedora Core 4 用に domainU の設定ファイルfedora4.conf を作成する。

name = "fedora4"
kernel = "/boot/fedora4/vmlinuz-2.6.12.6-xen3_64.1_fc4"
ramdisk = "/boot/fedora4/initrd-2.6.12.6-xen3_64.1_fc4.img"
memory = 128
disk = ['phy:/dev/hda10,sda1,w']
root = "/dev/sda1 ro"
ip = "192.168.130.2"
netmask = "255.255.255.0"
gateway = "192.168.130.1"
extra = "console=tty0 selinux=0"

Fedora Core 4システム内の fstab でルートをラベルで指定している場合はそのままで良いのだが、そうでない場合や他のファイルシステムをマウントしている場合は適切に変更の必要がある。

最後に、domainUを作成?する。

xm create -c /etc/xen/auto/fedora4.conf

問題がなければ、

# xm list
Name                              ID Mem(MiB) VCPUs State  Time(s)
Domain-0                           0     1024     2 r-----    40.6
fedora4                            1      128     1 -b----  1353.1

とリストに見える用になる。

まだネットワークの設定はダメダメなので使えていないので、xm console を使った仮想コンソール経由での作業になる。 ただ、Fedora Core 4で 128Mのメモリは少なすぎるのかoom-killerが動いているようである。

まぁ、発注したSATA HDDが来てから AMD64 ベースに切り替えて再度 Xen の環境を整えますかぁね。

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